ユニチカトレーディング・11年春夏インナー 合繊インナー本格化

2010年03月12日 10:29
 ユニチカトレーディング(UTC)はインナー・肌着素材の11年春夏で、機能性を特徴とするナイロン、ポリエステルと短繊維とをミックスした商品群を重点的に投入し、合繊長繊維のゾーンで拡販を目指す。
 UTC・機能素材営業部は新会社として発足後、旧4社が統合された効果を発現させるための取り組みを急いできた。
 インナー・肌着向けには、これまで綿や「シルフ」によるスパンニットを主力に展開してきたが、輸入品などとの競合により「スパンの市場は縮小均衡を辿る」(井沢政之機能素材営業部長)と見通している。
 このため、今後は合繊高機能糸との複合企画を充実させ、インナー・肌着における長繊維リッチなゾーンへのアプローチを本格化させる。
 11年春夏に向けては、吸放湿ナイロン「ハイグラ」や透け防止・UVケア性能が特徴のポリエステル「ルミエースUV」のインナー展開を本格化させるため、50Dクラスの細デニール糸を新たにラインアップ。
 「ハイグラ」と「シルフ」を複合した新素材「クールキャッチプラス」、「ルミエースUV」100%使いや「シルフ」などと複合した商品群で11年春夏商戦に臨んでいる。
 また、ワタ段階の改質で消臭機能を付与する「フレッシャー」、消臭や抗菌防臭性能を複合したプラズマ加工「ナノフェーズ」などの販促に力を入れる。
 製品OEM(相手先ブランド販売)では、素材、縫製とも海外で外注生産するアイテムを通販向けを主力に展開してきたが、今後は自社の機能素材による縫製品の提案を強化し、販路を化粧品メーカーなどが展開する通販の用途へも広げる。
 これまでユニチカグループでは、ユニチカテキスタイルがインナー素材展を、ユニチカファイバーがスポーツ素材展を開催してきた。
 10年度からは両素材の販売担当として一本化された同営業部が機能素材トータルとしての展示会を開催し、インナー・スポーツ向けの機能企画を幅広く提案するやり方に変更。6月に11年秋冬向けの展示会開催を計画する。



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