東レインターナショナル・衣料素材部門 APGで業績反転
2010年03月12日 10:26 |
東レインターナショナル・衣料素材部門は10年度から業績を反転させる。09年度下期から成長案件の早期刈り取りを目指した全社ベースのプロジェクトを立ち上げており、同部門はホールガーメントによる製品OEM(相手先ブランド生産)やメディカル資材での取り組みを強化し業績拡大につなげていく。
東レインターナショナル・衣料素材部門はテキスタイル販売部、同貿易部、ファイバー部で構成されており、09年度上期決算ではいずれも苦戦を強いられた。しかし、下期以降、テキスタイル販売が回復。中でも、自動車内装材を中心とする資材向けの販売が「一段と増え出した」(岸本喜与和専務衣料素材部門長)という。
東レグループは昨年4月からTC(コストダウン)、APS(構造改革)、APG(成長戦略)を3本柱とする緊急対策「IT-Ⅱ」と取り組んでいる。
東レインターナショナルでは全部門が09年度下期後半からAPGをにらんだプロジェクトに着手しており、衣料素材部門はホールガーメントやメディカル資材での取り組みの早期育成、既存事業の改善で10年度から業績を反転させる。
ホールガーメントでは、ポリエステル機能糸による各種製品の企画提案を進めており、大手スポーツアパレルがゴルフウェアに採用。10年秋冬から店頭展開を立ち上げる。
メディカル資材では、ダブルラッセルの紐編みを新たに開発。ピップフジモトが採用し、このほど「サポート筒状包帯」手首・足首用及び指用の販売をスタートさせた。筒状のため簡単にはめられる、好みの長さにカットでき、しかもほつれない、スムーズにフィットする--などが特徴。
既存事業においては、ニットユニフォームの製品OEM(相手先ブランド生産)やスポーツ用ニットの拡販を計画。PLA繊維による商品開発、販路開拓にも力を入れる。
輸出においては、東レ本体との一体運営をより前進させるとともに、ナイロン極細糸によるダウン用軽量織物、軽量ストレッチ織物の売り込みに重点化する。











