NI帝人商事、新規分野へも着手

2009年07月03日 09:51

  • ソーシャルブックマーク
  • Google Bookmarks
  • Yahoo!ブックマーク
  • はてなブックマーク
  • del.icio.us
  • livedoor クリップ
  • POOKMARK Airlines
  • ニフティクリップ
  • Buzzurl
  • newsing it!
NI帝人商事は、各種ベルトスリングや各種織物の製造・販売を行う明大(岡山県、小河原敏嗣社長)との連携で進めている四軸織物「テトラス」で、現在展開しているゴルフシャフトやスピーカーのコーンなどに加え、今後は耐震補強材やテント地関連(膜材)、航空宇宙用途など新規分野への参入も本格化させる方向。
「テトラス」は、ねじれ、圧縮への剛性を付加した四軸織物で、その特性から今は主力販売先のマミヤ・オーピー(さいたま市、矢﨑登社長)との協業により、米国市場での販売が始まっており、国内市場でも大手スポーツメーカーへの採用が決定するなど着実に拡大している。また、音響関連では優れた音質が奏でられることから、カースピーカーなどのコーンとして採用が進んでいる。
 新規分野としては、建築関連での耐震補強材やテント地関連、航空宇宙用途などに期待する。
 耐震補強材分野へは、すでにリフォーム関連で採用が始まっており、カーボンやアラミド繊維との組み合わせから、さらに高付加価値な商品を作り出すとしている。今は学校や公共施設などへの展開を模索している。テント地関連は、ドーム化技術を研究している広島大学大学院の升島努教授などとの協同により取り組んでいる事業で、すでに開閉型ドームでの実用化のめどが付いている。簡易型テニスコートなどでの採用を目指している。テント事業で実績を持つ「キャンバス資材課」が発刊するカタログ掲載も視野に入れている。航空宇宙用途については、具体策未定だが、今は実績のある企業との話し合いが進みつつあるという。
 このような新規用途の開発が進み出した背景には、高密度タイプや幅広タイプが生産できるようになったことが大きい。高密度タイプは既存商品が1インチあたり、縦・横・斜めで8本・8本・11・3本の糸で構成するが、高密度タイプでは縦・横・斜めで10本・10本・14・1本になる。また、幅広タイプはこれまで1㍍幅だったが、新たに1㍍50㌢幅を開発したもの。高密度化と幅広化により、新規用途開拓はさらに加速するとしている。



この記事を読んだ方はこちらの記事も読んでいます


素材・商社 過去の記事