蝶理、繊維ビジネスを安定化

2009年01月08日 13:27

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蝶理は、事業会社の整理や生産基盤の構築など、高収益事業への強化を集中的に進めてきたことから、今後の繊維ビジネスは安定的に推移するとの見方を固めている。基盤強化に加え、同社の持つ素材から縫製、物流機能までの一貫体制、および高い専門性を持った人材の活用からもビジネスの拡大を図るとしている。

 整理関係は、婦人服の販売を行う「シーエスコーポレーション」の株式の一部譲渡や、連結子会社の制振・防音シートの製造・販売会社「青島華蝶塑膠製品有限公司」の全出資持分の譲渡、ポリエステル・ナイロン加工糸の製造と販売を行う「.T.テックスファイバー・インドネシア」の保有全株式を譲渡したことなどが挙げられる。「急速に進み始めた景気後退だが、その前にこれらの整理関係をタイミングよく実施できたことが基盤強化につながった」と齊藤圭史郎社長。

 生産背景に関しても再構築を図っており、特に海外拠点において見直しが進められてきた。同社の主力海外拠点は中国沿岸部に立地していたが、進むコスト高騰や人材不足などを背景に、昨今では上海沿岸部のほかに安徽省、山東省、遼寧省、江蘇省などの地域開拓にも力を入れている。例えば、カットソー主力の「上海新蝶田中服飾有限公司」は山東省に分工場を設置し、山東省の「●澤新蝶田中服飾」では移増設に伴い、人員を倍増の200人体制とした。中国拠点の拡充のためにはまず、地域ナンバーワンの縫製企業との連携をさらに深耕させることが重要という。

これらの拠点では、日本や上海沿岸部で確立したビジネスモデルの活用から事業基盤を組み立てている。




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