帝人コードレ、基布の「エコペット」化急ぐ
2008年10月20日 10:48 |
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人工皮革を展開する帝人コードレは08年度上期、前半戦の貯金でほぼ予算通りの業績を確保できると見通している。下期以降はかねて強化してきた自社の強みを追求する取り組みを徹底。ベースクロスのPET再生ポリエステル「エコペット」への置き換えを急ぐとともに、年明けから着手した値上げの完全浸透を目指す。
帝人コードレはコードレ事業の収益改善を目指し一昨年来、帝人グループとしての優位性を発揮させるため、ベースクロスに帝人ファイバー(TFJ)や帝人テクノプロダクツ(TTP)の機能素材を導入する物作りに着手。同時に海外勢の台頭で競争力を失った汎用品のゾーンから撤退する構造改善策と取り組んできた。すでにTFJの中空原綿、TTPのアラミド繊維による新商品を開発・投入しており、現在はTFJ「エコペット」によるスペック確立を急いでいる。
同社はスポーツシューズ・ボール用途に70―80%を依存しており、生産量全体の70%を輸出市場に投入するなど、「コードレ」はほとんどのスポーツメガブランドに採用されているという。
エコ素材への引き合いを強めるメガブランドからのニーズに応えていくため、ベースクロスの「エコペット」化をこの下期から本格化。生産量全体の80%程度をめどに09年度上期までをかけて「エコペット」化を完了させる。
アラミド使いにおいても、スポーツシューズに要求される高機能を充足させるための改良を加えており、より伸びにくい物性をもたせた新タイプの開発を目指す。
値上げに関しては、年初以来、10%アップを目標に取り組んできたものの、浸透率が未だ3分の2程度にとどまっているため、年内で100%浸透を目標とする値上げ作業に力を入れていく。
これら独自素材への重点化、値上げの浸透で既存のコードレ事業を08年度末で黒字浮上させる「当初計画を達成したい」(久保勝人社長)考えだ。
一方、環境に優しい製法で生産する新タイプ人工皮革「ロエルⅡ」では、加工工程のスペック確立を目指した「最終の詰めを迎えている」(久保社長)といい、年末をめどに09年度以降の事業戦略を明らかにする。












