帝人・ケミカルリサイクル事業、ボトルtoボトルを休止

2008年10月02日 17:00

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 帝人はケミカルリサイクル事業で進めてきた「ボトルtoボトル」リサイクルを休止し、生産設備を「ボトルto繊維」リサイクルに転用する。原料となる使用済みPETボトルの調達が困難になってきたため。休止に伴いボトル用樹脂の生産規模も見直し、競争力強化と取り組んでいく。
 帝人は使用済みポリエステル製品を高純度のポリエステル原料に再生するケミカルリサイクルを「ボトルtoボトル」、「繊維to繊維」の2本立てで展開してきた。
 中国を中心とする需要増大で近年、使用済みPETボトルを入手しにくい状況を強いられていたため、帝人はこのほど「ボトルtoボトル」の休止を決定。設備を「ボトルto繊維」用へと転用し、需要が旺盛な再生ポリエステルの増産を計画する。
 帝人では、帝人ファイバー(TFJ)がボトル用の樹脂を生産、帝人化成が販売を担当する。
 TFJは徳山事業所に使用済みボトルをポリエステル原料に再生する年産6万2000㌧の処理設備を構えており、これを休止。今後、設備を改造し「ボトルto繊維」用に転用する。
 ボトル用樹脂の生産でTFJは徳山に年産5万㌧の設備を、松山事業所に年産4万㌧の設備を構える。今後は松山の4万㌧を休止し徳山に集約。生産銘柄の統廃合などで競争力強化と取り組みながら、徳山5万㌧体制でボトル用樹脂事業を継続する。
 一方、TFJは松山事業所に設備を構え「繊維to繊維」を展開。使用済み繊維製品から再生原料を生産する能力は年産1万㌧。今後は徳山の改造で再生原料の生産規模が増える見通し。
 TFJは再生ポリエステル長繊維「エコペットプラス」の用途横断型の拡販に力を入れており、07年度の販売量5000㌧を08年度は7000㌧に拡大。09年度以降、徳山における設備改造効果が発現する見通し。



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