帝人ファイバー・短繊維事業部、「エコペット」を拡販
2008年08月05日 17:45 |
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帝人ファイバー・短繊維事業部はPET再生ポリエステル「エコペット」の拡販に力を入れている。このほど寝装向けの全銘柄を「エコペット」に転換し、08年度で「エコペット」トータルの販売量を3万㌧に引き上げる。また、拠点ユーザーと企画を進めるリサイクルしやすい寝具の販売を09年春夏からスタートさせたい考えだ。
TFJ・短繊維事業部は昨年夏、徳山事業所で稼働を停止した連続重合系列の半分を「エコペット」専用系列としてこのほど再稼働させた。月産600㌧前後での操業を計画しており、これで同社のポリエステル短繊維の生産規模は月産5400―5500㌧へと増える。今回、再稼働を決めたのは寝装用途に展開するポリ短の全量で「エコペット」化を進めていくため。
すでに、ユーザーとはスペック確認のためのサンプル出荷を進めてきており、8月から詰めワタ向けのポリ短を「エコペット」へと切り替えた。
ある拠点ユーザーとは側地をポリエステルリッチで企画し、ポリ短100%の中ワタとで商品化を目指すリサイクルしやすい寝具を共同提案するための話し込みを続けている。
09年春夏からのスタートを目指しており、数年後に使用済みの寝具を回収・再利用する取り組みとして立ち上げたい考えだ。
TFJは昨年11月に車輌内装材用途に展開する黒原着のポリ短をエコ化している。今回の詰めワタのエコ化によって08年度の「エコペット」販売量を3万㌧台に乗せる。
09年度中に徳山事業所でもう1系列をエコ化し、「エコペット」の販売量を早ければ10年度中に「4万㌧超の水準まで引き上げたい」(籔谷典弘短繊維事業部長)考えだ。
ケミカルリサイクルで生産する「エコペットプラス」による取り組みも本格化させており、先にシャツの山喜と連携しドレスシャツを商品化。今後、山喜以外への販路開拓とも取り組んでいく。
TFJは先にPTT繊維を展開するソロテックスとの共催で「08帝人ファイバー・寝装素材内見会」を開催している。内見会で「エコペット」関連の商材を幅広く打ち出したほか、「ソロテックス」やポリ短で開発したクッション状の構造体をPRした。
ソロテックスと共同開発する構造体において「ようやくベースができてきた」(籔谷事業部長)と見ており、 タテ型不織布「V-Lap」や特殊構造体「エルク」などによる企画提案、拡販に力を入れていく。
TFJは7月1日出荷分からの値上げと取り組んでいる。このほど「エコペット」でさらに10円(1㌔当たり)を値上げするワークにも着手。ポリエステル短繊維事業の収益改善を急ぐ。












