化繊協会・中国化繊景況、1-5月は大幅減益に

2008年08月05日 17:40

  • ソーシャルブックマーク
  • Google Bookmarks
  • Yahoo!ブックマーク
  • はてなブックマーク
  • del.icio.us
  • livedoor クリップ
  • POOKMARK Airlines
  • ニフティクリップ
  • Buzzurl
  • newsing it!
 化繊協会によると、中国で化繊業界の収益が急速に悪化している。原燃料高や供給過剰の影響で08年1-5月、化繊業界の利益は前年同期比26・8%もの大幅減益にとどまった。国家統計局が明らかにした。
 中国では08年1-5月、規模以上企業(国有企業と年商500万元以上の非国有企業)の利益が前年同期比20・9%増となった一方、化繊業界の利益は大きく後退した。
 07年、化繊業界では景気回復に伴い設備投資が活発化したため、08年に入り生産能力が大幅に増えたものの、川下需要は減速局面を迎えていた。
 07年は好調だったレーヨン、スパンデックス。ところが、08年はいずれも価格下落、製品在庫の急増に見舞われており、生産メーカーの収益は後退しているという。
 例えば、スパンデックスでは、40Dの糸値(1㌧当たり)が年初の7万元から現在では4万7000元に急落。この結果、化繊業界の1-5月の利益率は1・5%前後と全工業平均の5・93%を大きく下回るとともに、この1年半の最低水準を記録した。
 また、原油価格が年初の90㌦(1バレル当たり)から140㌦(同)へと50%以上も高騰している一方、ポリエステル長短繊維の価格上昇率は5%前後にとどまっているという。
 上場企業の1-3月期財務報告によると、レーヨン大手の吉林化繊が1733万元の損失を計上。新郷化繊は89・4%の大幅減益となった。
 08年6月20日、国家発展改革委員会はガソリン・ディーゼル価格の1000元(1㌧当たり)値上げを実施。続いて7月1日には電力料金を0・025元(1㌔㍗当たり)値上げした。
 これらの値上げで、化繊業界全体の電力費は1年間で5億5500万元増加するといい、化繊業界にさらに追い打ちをかけると見られている。



この記事を読んだ方はこちらの記事も読んでいます


素材・商社 過去の記事