AFFハノイ大会、起源(オリジン)核に創造 ベトナム加盟で6カ国へ

2009年11月27日 10:38

  • ソーシャルブックマーク
  • Google Bookmarks
  • Yahoo!ブックマーク
  • はてなブックマーク
  • del.icio.us
  • livedoor クリップ
  • POOKMARK Airlines
  • ニフティクリップ
  • Buzzurl
  • newsing it!


2009年11月27日 10:38
 アジアファッション連合会(AFF)の第6回大会がこのほど、新規に加盟したベトナム・ハノイで開かれ、加盟6カ国がアジアファッションの世界への発信で協力することで一致したほか、「まとふ」の堀畑裕之・関口真希子氏が講演で述べた「各国の起源(オリジン)への深い敬意がオリジナルファッションの創造に繋がる」との指摘がアジアファションの今後の方向性を示すものとして参加者の共感を呼んだ。

 AFFは、04年12月に東京で日本、韓国、中国の東アジア3国が、各国のファッション、生活文化の向上、アジアファッションの世界への発信を目的に結成。以来、年1回、各国の持ち回りで大会を開いている。1昨年にシンガポール、昨年はタイが、今年はベトナムが加盟し、加盟国は6カ国に拡大するとともに、地域もアジア全域に広がった。

 ベトナム大会には、加盟各国の代表団と地元から総勢約200人が参加。日本からは平井克彦AFF日本委員長以下、15人が参加した。

 各国代表者会議やシンポジウム、夕食会などを通じて明らかになったことは、「AFFは相互理解・相互交流の第一ステップからビジネスマッチングの第二ステップに入った」(平井委員長)との認識。

 ビジネスマッチングの支援では、昨年のタイ大会でウェブを活用することが決まっており、日本はすでに開設しているが、改めてベトナムがビジネスマッチングに有効なウェブサイトのモデルづくりと経費など運用モデルを作成すること合意した。

 今大会のセミナーでは、これまで同様加盟6カ国から各国を代表する専門家が講演したが、日本の堀畑・関口氏の「新しいファッション文化の創造におけるオリジンの再発見について」が最大の関心を集めた。

 講演のポイントは、グローバル化の結果、文化や情報の均質化・画一化が進んでいる。スーツにドレス、Tシャツにジーンズは、歴史の大きな流れであり、そのオリジナルは西洋にある。しかし、アジアのデザイナーに課せられた課題は西洋の真似ではない、各国が数千年かけて作り上げてきたオリジンに深い関心を抱くことから生まれる創造こそが重要だ」と各国のオリジが創造には不可欠との主張。

 これに対して、会場から質問が相次いだ。各国のデザイナーやファッション関係者が「オリジナル」の開発に苦しんでいる現実を反映するものだが、質問には両氏の指摘に共感するニュアンスが強かった。

 今大会を開催したベトナムの縫製業は、日本の今年1--8月のアパレル輸入でべトナムが国別で第2位に浮上し、今年10月1日には日本ベトナム経済連携協定(JVEPA)が発効したことで今後とも対日輸出が期待できる一方、欧米向け輸出も健闘していることを受けて、成長途上の勢いを随所で示した。

次回は上海で開催
 AFFは、加盟各国の代表者会議で、ベトナムの加盟を正式承認するとともに、当面はインドやマレーシアなどへの加盟呼びかけは行わず、6カ国が結束して活動することで合意した。

 また、次回2010年の大会は、上海万博の会期中の来年6月下旬から7月上旬に中国・上海で開くことを決めた。



この記事を読んだ方はこちらの記事も読んでいます


行政・市場・その他 過去の記事