稲荷田教授、全技連マイスター

2009年11月26日 11:26

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文化ファッション大学院大学稲荷田征教授が、「全技連マイスター」になった。ものづくりのプロである技能士の中で、若者や後継者に対し、持ち前の優れたものづくりのコツや技能を伝承する熱意のある人を「全技連マイスター」として全技連会長が認定するもの。職種名は、婦人子供服製造。衣料では、オーダー関係での認定はあるが既製服では始めて。
 
全技連マイスターは、全国技能士会連合会(石岡慎太郎会長)が特級、1級、あるいは単一等級の技能士で、20年以上の実務経験があり、すぐれた技能実績を持ち、後進の育成や技能伝承に熱心な人を認定している制度。09年度は162人が認定され、衣料関係は42人だった。さらに技能が卓越しており、全国で第一人者と認められると厚生労働大臣によって「現代の名工」として表彰される。
 稲荷田教授は「全技連マイスター」の認定について次のように語っている。
 「技術の伝承を継続して行いたい。このままではパタンナーや縫製技術者の地位が下がる一方だ。パタンナーは、本来はクリエイターが仕事なのにオペレーターになってしまっている。それらを含めて、再度日本のもの作りを、しっかりと若い人に伝えていきたい。
 今、22年前の洋服を皆に着てもらっている。それは生地がしっかりとし、素材もウール100%で持った時は重いが、着るとすごく軽い。これからは生地などが軽量化していくので、技術者がそれなりの新しい技術を取り入れて、軽いが、しっかりとした設計、縫製で作っていかないと駄目ではないかと思う。昔の技術が皆いいということではなく、新しい技術をこれから作っていかないといけないということだ。
 感性だけではなく、科学的理論に基づいたもの作りをし、それをちゃんと伝えられる技術者を育てていきたい」。
 「全技連マイスター」は、9月1日に認定され、11月17日に認定書が授与された。



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