YKKグループ、第3次中期経営計画策定

2009年03月04日 12:15

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 YKKグループは、4月からスタートし12年度を最終年度とする第3次中期経営計画を策定した。安定した収益基盤の確立を最大の命題とし、事業価値の確立、ブランド価値の確立を中期の経営方針にし、売上高営業利益率8%を目指すとともに、ROA(総資産利益率5%)を数値目標とした。ファスニング事業では、商品・技術による事業競争力の強化を事業方針とし、12年度で売上高2600億円と08年度推定規模と横ばいだが、営業利益415億円(08年度推定324億円)を達成する計画だ。

 

第3次中期経営計画(中経)は、「創業100年に向けての第一歩となる09年度からの中期経営計画で、収益基盤を確立することを最大目標にする。4年間で、売り上げが伸びない事業環境下でも、利益を確保する体制作りと技術力の更なる強化を最重要ポイントにする」(吉田忠裕社長)。「前半の2年で体制作りをし、後半でそれを確認する」(吉田社長)もので、そのためにも技術力の更なる強化が必要としている。
 中経は、09年度は厳しい状況が続くものの、10年度後半以降に緩やかに回復。中国では依然として市場の拡大が続くものの、伸び率は鈍化すると予測。初年度の09年度は、今年度以上に厳しい事業環境になるとみて売上高5657億円(08年度推定6163億円)、営業利益256億円(同223億円)、純利益153億円(339億円の損失)を計画。12年度は、売上高6250億円、営業利益500億円、純利益330億円を計画した。
 一方、ファスニング事業ではこれまで、「伸びゆく需要への更なる挑戦」を掲げ、中国を中心ととする伸びて行く需要へ積極的に対応する一方、米欧の消費国に対しては高付加価値商品の投入を図ってきた。次期計画では、更なる事業強化に向けて、技術力を強化することで商品力の更なる強化を図るとともに、一層のコスト競争力を持つことが必要と改めて認識。新中期事業方針として「商品・技術による事業競争力の強化」を掲げる。技術力強化の取り組みとして、より顧客に近い拠点での商品開発を進める地域R&D体制の強化を図っており、第1段階として09年度から欧州では高機能、高付加価値商品の開発が必要としてイタリアのミラノで最高級ファスナーである「エクセラ」の商品開発を行う。第2段階では拠点を北米や中南米、東アジアなどで行い、顧客対応の商品つくりをスピードアップする考えだ。
 ファスニング事業中期事業では、09年度で売上高2259億円(同2572億円)、営業利益290億円(324億円)、12年度には売上高2600億円、営業利益415億円を目指す。
 今中経ではまた、国内YKKグループのCO2(二酸化炭素)排出量を12年度までに90年度比23%減を目標として掲げた。



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