ユニー、衣料系子会社と商品開発共同化へ
2010年01月28日 06:00 |
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ユニーは、11年2月期を最終年度とする「中期経営計画」の基本戦略として、「グループシナジーの発揮」を掲げ、その主要な項目して「グループ商品開発」による原価低減をめざしている。その一環として、衣料品分野での具体的な取り組みが、25日からスタートした。同社の営業統括部衣料品本部が中心となり、グループの衣料型専門店であるパレモ、鈴丹、モリエの3社とともに、商品の共同開発を進める計画。同日には、そのための第1回会議が行われた。
同社のグループシナジー戦略は、グループ内企業間の連携による経営の効率化がねらい。同社では、「一昨年のユニー・ユーストア合併もGMS事業のシナジー強化のために行ったもの。全グループ規模で順次進めてきており、いよいよ衣料系企業に着手した。GMS系で、こうした取り組みは初めてと思う」(広報室)とする。会議メンバーは、ユニーの加納昭義取締役執行役員衣料本部長を中心に、同社と専門店3社の担当者で構成。各社によって、ターゲット、商品の内容・構成が異なるため、「具体的な商品計画は今後の話し合いで検討していく」(加納本部長)として、詳細は明らかにされていない。ただ、基本的には、各社の自社開発商品において、素材供給や物流などを共同化することによって、規模のメリットを発揮していく方向性とみられる。
同社の前村哲路社長は本紙の取材に対し、「扱う分野が違うので、ユニーのストアブランド、プライベートブランドをグループ各社に供給することは考えていない」とし、各社の商品価格の低減に向けた取り組みだと説明する。また、パレモの中本敏幸社長は、「グループの各社がお互い別個に中国とか、ベトナムとかで商品開発するよりも、ユニーと資本・業務提携をしている伊藤忠商事を介する形で、共同でやっていきたい」と意欲を示している。
前村社長は、この展開に踏み切った経緯について「『スタイルワン』でのイズミヤさん、フジさんとの協業に、大きなシナジー効果があったため」という。各企業には、それぞれ異なるノウハウがあり、その共有は相互にメリットが高いとする。「グループ外の企業との間でできたことが、グループ内でやれないはずはない」と強調している。
同会議は今後、月1回の実施し、具体的な方針を詰めていく計画。
一方で、ユニーの衣料本部は今後、独自素材の開発のために、伊藤忠商事との連携を深めていく予定で、すでに投入した温度調整衣料「チョーオン」では、伊藤忠商事が製造・販売権を持つ「アウトラスト」を使用しているほか、天然繊維を含めて同社との間で、今後展開予定の新たな素材開発にも着手した。これらの素材がグループ各社にも供給されるのかも、今後の注目点となりそうだ。












