首都圏駅ビル・FB商況6月売上高、12施設平均9・2%減
2008年07月15日 10:08 |
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首都圏駅ビル・ファッションビル(FB)の6月度商況は、全12施設で前年比マイナスだった。昨年のセール前倒しが大きく影響し、衣料品売り上げも公表9施設全てでマイナス。セール期間を除く28日までの同期比ではプラスの施設や、ほぼ横ばいの施設が多々あり、施設全体の売り上げにおけるセールの占める割合が、いかに大きいかを浮き彫りにした。
衣料品売り上げ公表9施設のうち、1施設を除く8施設で2ケタ減となった。店舗ベースでは、各施設ともいくつかのショップで前年比をクリア。しかし、セール期を前に買い控え・下見客の増加が影響し、後半の落ち込みを補えなかった。結果、衣料品の不調が施設全体の足を引っ張る形となっている。
公表9施設中で唯一客単価をプラスとした青山ベルコモンズでも、全体は4・3%減、衣料品も4・0%減となった。月後半から実施した顧客中心のプレセールで売り上げが上向くも、前年比クリアには至らなかった。ショップでは「パオラフラーニ」(39%増)、セオリー(21%増)など好調な店舗もあったが、全体を押し上げるまでには至らなかった。
渋谷109も前年比1・6%減。昨年から今年にかけて改装した6、7、8階は前年を上回る売り上げを示すも、セール期のずれをカバーしきれなかった。
◆売れ筋に傾向なし
商品の売れ筋は各施設バラバラで、昨年を席巻した〝ワンピース〟のような大きなトレンドは見られない。唯一パンツとのコーディネートが先月からの継続で人気。通常丈、七分丈に続いてハーフパンツも売れ出した。
パルコ渋谷、メトロポリタンプラザ、玉川高島屋ではワンピースが復活の兆し。パルコ渋谷ではコットン、シルク、ジャージーなど素材が幅広く売れ、玉川高島屋では昨年並みの人気だった。
◆七月はセールで爆発
6月は不振だった各施設とも、月初のセールでは爆発的な売り上げを記録した。特に、ルミネエストでは初日が前年比26・9%増と過去最高(夏期バーゲンのみ)の伸び率で3億3400万円の売り上げ。セール期間中(2―6日の5日間)の売り上げも12億6900万円(22・3%増)を記録。渋谷109も「前年比2ケタの伸び」となっている。消費者がセールを待つ傾向が年々強まっている。
今後は各ショップで秋冬シーズンの商品ラインアップが増える。セールで散財した消費者は〝ついで買い〟はしない。問われるのは〝ジャスト・イン・タイム〟と新鮮さだ。












