山本耀司氏「裸の王様であり続けた」
2009年10月09日 22:19 |
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ヨウジヤマモトが民事再生法の適用申請を行った9日夜、デザイナーの山本耀司氏は「私は、一種の裸の王様であり続けた」と力なく語った。代々の社長から、悪化する経営状況が山本氏に上がってこなかったという。ピーク時の売上高は約120億円(99年度)、直近では75億円にまで落ち込んでいた同社。その再建には、投資会社インテグラルの力を借りることになった。
ヨウジヤマモトでは、最後まで私的再生への道を探っていた。6月の時点でインテグラルに接触し、企業再建への道筋を相談。その後、資金繰りが悪化し、私的再生は困難と判断した。既にインテグラルはヨウジ社の内部調査を進めており、支援を決める際にはスムースに話が進んだという。
遡ること7月末には、子会社リミヤマモトともども取引先に支払い猶予を求める書面を送付するなど、取引先にも経営状況が分かってしまう事態に。一部では身売り話が浮上するなど、同社の動きに注目が集まっていた。またリミヤマモト、海外子会社は申し立ての対象に含まれていない。
ヨウジヤマモトの大塚昌平社長は「海外事業の投資が財務を圧迫していた。近年の経済環境も厳しく、売上高も減少していった。取引先、仕入先、顧客の皆様にお詫びします」と頭を下げた。パリ、ニューヨークの大型店では、昨今の景気低迷で販売不振が表面化。
大型投資の回収が遅れていたほか、国内の売り場(百貨店など)でも、売り上げは伸び悩んでいた。山本耀司氏は、経営状況を把握していたと見られるが「経営面には口を出さなかった」としている。
今回の支援により、直営店および百貨店インショップ、国内外の卸事業は継続。パリコレクションも続ける。また山本耀司氏は、引き続きチーフデザイナーとして、デザイン活動を行う。
投資会社インテグラル(東京、佐山展生、山本礼次郎代表取締役パートーナー)は、05年にワールドのMBO非公開化を進めたことで知られる。短期リターンの投資ファンドではなく、自己資金とファンドで調達する「ハイブリッド型投資。従って超長期な企業支援ができる」(佐山氏)。
今後は、インテグラルが設立する新会社に事業譲渡する。当面は財務的なサポートを行い「強烈なブランドの方向転換はしない」方針。












