三陽商会、09年秋冬メンズでブランド横断企画に拍車

2009年04月08日 13:26

 三陽商会は09年秋冬で、メンズとレディスブランドを巻き込んだ大掛かりなブランド横断企画"プラス オン バリュー"を打ち出す。企画で先行しているメンズでは、イタリアのローラ・フェスタ社とのコラボレーションによって共通した素材を使い、大量発注と閑散期生産などによってコストダウンを図り、いいものをリーズナブル価格で投入する体制を整えた。商品は、ニット主体でバーバリーを除いたメンズ7ブランドで展開するが、レディスも同様に17ブランドで打ち出す構えである。
 

同社は、09年秋冬メンズの商品政策で、①価格に対して価値が上回るような提案にこだわる。"プラス オン バリュー"としてそれぞれのブランドがそれに向けてベクトルを合わせ、タンス在庫にないような幾つかの新しい商材を提案して価値の向上にこだわった取り組みをする②価格にこだわるユーザーに対しては、品質を落とさずに、裾値を決める絶対価格のような視点を持って展開。各ブランドが生産工場への端境期投入、副資材の中国を含めた手配などで、クオリティを高めながら価格を引き下げる。平均単価が低下する傾向にあるが、セット販売などで消化率の向上などを図り収益率を高めてゆく――などの考えで取り組む。
 こうした視点と、今の時代にふさわしい、ユーザーの目線に合った価値観や、価値が価格を上回る企画に取り組もうとして具体化したのが、ブランド横断の"プラス オン バリュー"企画である。
 秋冬メンズの取り組みでは、素材をイタリアのローラ・フェスタ社がスーパーファインメリノと中国のカシミヤ・シルク混をブレンド。ワタのトップ染と糸染めに区分し、中国でニッティングする。工場を2社に絞込みブランド横断の大量発注、端境期投入などによっていい物をリーズナブル価格で投入する展開となって具現化する。商品は、全社的な規模で考え16ゲージのハイゲージニットに絞り込んだ。 
 価格は、1万4000円を裾値に、1万9000円、2万3000円、2万6000円などに区分。
 展開ブランドは、「ポール・スチュアート」「ザ・スコッチハウス」「アレグリ」「エポカ ウォモ」「イルファーロ バイ ルチアーノ バルベラ」「ブラックバレット バイ ニール・バレット」「フランコ・プリンツィバァリー」の7ブランド。



この記事を読んだ方はこちらの記事も読んでいます


アパレル 過去の記事