ダイドーリミテッド、グローバル化 効率化追求

2008年07月10日 18:47

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 ダイドーリミテッドの安江恵社長は収益力強化に経営の重点を置き、「質の良いものづくり、信用というこれまでの強みを生かしながら、効率に目をむけ全社的に業務改革を進める」との考えを示した。中国自社工場での業務改革を進めながら、営業面ではグローバルなOEM(相手先ブランド生産)事業、中国内販の拡大、国内では「ニューヨーカー」のMD再編を進め、営業利益率10%達成を目指す。
 同社は安江社長が6月27日付で就任、子会社ではニューヨーカー戸澤かない社長、ダイドーインターナショナル村尾勤社長がそれぞれ就任し新体制が始動した。安江社長は羽鳥嘉彌前会長が進めてきた企業改革を引き継ぎながら、「より中身を良くしていく」ことでテキスタイル、アパレル主力事業の収益力を高める方向性を示す。業務改革は工場から着手、「まだ"見える化"が進んでいない。IT改革など効率向上に徹底する」。
 中国6工場での糸から製品までの高品質製品生産力を武器に、営業体制も拡充していく。テキスタイルでは伊企業と提携しその感性と融合した「マセランティ」を今秋立ち上げ販売を強化する。製品ではレギュラーのほか、プライムラインを活用したハンドメイドまで、中国、欧米も含めOEMの販路をグローバルに広げる。
 ダイドートレーディングでは「国内も維持しながら中国ビジネスを拡大、欧米もニューヨーク、ミラノでの拠点開設を進めたい」(村尾社長)としグローバル化を促進する。
 ニューヨーカーはメンズ、ウィメンズの一本化、総合展の企画など厳しい国内市場のなかで発信力を高めており、さらにハウスタータンを活用した提案力を強める。「店長、販売スタッフの工場研修を行い、売る側がダイドーの商品に自信を持ち成果につながったケースが見られている」(戸澤社長)。糸から一貫のSPA(製造小売業)の強みを発揮させる。
 また中国での「ニューヨーカー」販売は前期までの基盤づくりから、今期は当初目標の100店舗・100億円体制に向け拡大策を図り、今期末50店舗を計画、オーダー、パターンメイドも活用し需要獲得に取り組む。



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