コムデギャルソン、次の協業先は「ルイ・ヴィトン」

2008年07月04日 13:33

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 コムデギャルソンは、仏ブランド「ルイ・ヴィトン」と協業し、合計6型のバッグを展開する。すべてデザイナーの川久保玲がディレクションを行い、全商品で受注生産となる予定。東京・南青山の骨董通り沿いにあるコムデギャルソンの店舗を改装。店名を「ルイ・ヴィトン・アット・コムデギャルソン」とし、同店舗のみで注文を受け付ける。
ルイ・ヴィトンが供給ルートを絞った展開を行うのは異例。通常、コラボ商品は世界各国へ供給されるが、今回の場合、注文を取るのは世界中で同店舗のみになる。コムデギャルソンとの協業は、すべてが異例づくめの形態になった。
 昨年9月、コムデギャルソンのパリ現地法人、エイドリアン・ジョフィー社長がルイ・ヴィトン・マルティエ社のイヴ・カルセル会長兼CEOに協業を打診。9月4−12月14日までの限定販売(受注)という形で実現に至った。
 全6型のバッグは、注文から受け取るまで数ヵ月かかる見込み。価格は未定で、すべてモノグラム仕様のデザイン。6型のうち2型を川久保玲による完全オリジナル商品とし、太いハンドルを付けたパーティバッグを打ち出す。
 また既存のバッグに8本のハンドルを付けたデザインや、3つのチャームを配したバッグなど、川久保がカスタマイズした2型。さらに復刻版となるバッグ2型を投入し、コラボ商品を構成する。基本はレディス対応だが、復刻版のバッグは汎用性のあるデザイン。
 骨董通りの店舗は、コムデギャルソンが展開する"テンポラリーショップ"として運営しており、現在は、国内外のブランドをセレクトした「ドーバー・ストリート・マーケット・トーキョー」を出店している。
 同店舗は今月13日にクローズし、新店舗の準備に入る。内装やフライヤーなども、すべて川久保が担当。約3ヶ月間の限定店舗になるが、2フロア・約120平方㍍の店内に独自の世界観を創出する。
 コラボ商品のほか、川久保が選んだ既存アイテム7型も店頭に並べる。ルイ・ヴィトンの揺るぎない伝統技術とブランドイメージをどう表現するか注目される。
 売り上げの配分や内装費などは、両者による折半。有力百貨店では、掛け率で優位に立っているとされるルイ・ヴィトンだが、コムデギャルソンとの協業では、相手に配慮したようだ。
 コムデギャルソンは、巨大資本のラグジュアリーブランドに対抗する形で、FC型の"ゲリラショップ"を世界各国へ展開している。ある意味、対極にある両者が組むことで、ブランドビジネスの潮目が変わる様相を見せている。
 氾濫するコラボ商品に楔(くさび)を打つ役割を果たすのか。H&Mや英スピード社との協業で話題を集めた川久保だが、世界最大のラグジュアリーブランドを、自身のぶれない視点で表現していく。



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